乳児期からコップ飲み
2022年10月13日
みやなが歯科こども歯科の宮永裕彰です。
乳児期(0歳)からストローを使って飲み物を飲むと、口の周りの筋肉を使って嚥下(ごっくん)するため、
間違った飲み込み方を身につけやすくなります。
飲み込みをを行うときは、舌を上あごにあてて飲み込むのがよいとされています。
以前にもお伝えした通り、正しい飲み込みは上あごの成長を促します。
しかし、ストローを使うと、舌は下の前歯の裏あたりにある状態で飲み込んでしまいます。
間違った飲み込み方を覚えてしまってから、離乳食がはじまると、ものをうまく飲み込むことができない、
よくこぼすといった問題がでてきます。
このような問題が出ないようにするために、乳児期、特に7~8か月ごろからコップ飲みの
トレーニングを開始が推奨されています。
赤ちゃんにとってコップ飲みは、なかなか難しいかもしれません。最初は1口だけでもチャレンジしてください。
1ケ月もすれば少しずつゴクゴク飲めるようになります。
大切なお子さんの成長のために、ぜひ取り入れていただければと思います。