お子様のかみ合わせ・歯並びを育てるために
2020年7月13日
みやなが歯科医院の宮永裕彰です。
お子さまのかみ合わせや歯並びのことを気にされている保護者の方が多いことを日々診療している中で感じます。
一方、歯並びが悪くなる習慣や原因、治療を始める最適な時期をご存じない方も少なくないと感じております。
最近では、歯並びが悪くなる原因は、遺伝ではなく、口呼吸や飲み込み方の癖等、日々のお口の機能が十分発達していないことにあると言われています。
これらのお口の機能を十分に発達させるために、授乳期からできることがたくさんあります。
お子様の歯並びの要になる上の顎の成長のピークは6歳ごろに過ぎてしまい、10歳ごろにはほぼ成長が止まってしまいます。実は、乳歯で歯並びが良いお子さんでも、永久歯になると歯並びが悪くなる可能性が高いお子様は多いのです。
また、お子様の将来の歯並びは、下の前歯が生え変わる頃、だいたい6歳前後にはある程度予測ができます。
そして、そのタイミングで矯正治療を開始すると治療がスムーズに進む可能性が上がります。
当院では授乳期、離乳食期から、むし歯のお話だけでなく、お子様のいい歯並びを育てるためのお話もさせていただいております。上の顎の成長のピークを過ぎるまでに、口腔機能をしっかり育てましょう。