iTero導入
2021年3月1日
みやなが歯科医院の宮永裕彰です。
開院して1年が経ちました。新型コロナウィルスの流行によって、通院に不安を抱えながらも来ていただける患者さんに、少しでも安心してもらえるよう、感染予防対策というものをこれまで以上に強く考えながらの毎日でした。
その中で診療体制を充実させていくことも、重要なテーマとして課題に挙げていました。
開院当初はなかった設備も少しずつ整い始め、ようやくiTeroという口腔内スキャナーを導入しました。
口の中をスキャナーを使って撮影することで、金属以外のかぶせ物やマウスピース矯正に使うマウスピースなどを製作することができます。
また、撮影して得られた情報はデータで管理できるので、必要な時にすぐに患者さんにお見せできるというのもメリットだと思います。
患者さんの役にたてるよう、これからの診療に活用していきたいと考えております。
スポーツ歯科の話題
2021年1月15日
みやなが歯科医院の宮永裕彰です。
年末に当院の特徴の1つであるスポーツ歯科の学会に参加してきました。
今回、陸上100mハードルの日本記録保持者の寺田明日香さんの講演があると聞き、私が中学、高校と陸上部に所属していたこともあり、とても楽しみにしていました。
寺田さんが日本記録を出すまでの経緯の中で、一度陸上を引退し、女子ラグビーの日本代表を目指されていたということに非常に驚かされました。なぜ、スポーツ歯科の学会で陸上の選手が公演されるのだろうかと不思議に思っていたのですが、寺田さんがラグビーに取り組まれていると聞き納得しました。
寺田さんは歯並びが悪くラグビーをすることで歯を折るリスクが高いと主治医に言われ、スポーツマウスガードを装着するだけでなく、矯正治療を受けられたそうです。
矯正治療をすることで歯並びが良くなり見た目、ケガのリスクをさげることができたのはもちろんのことですが、歯並びが改善し、呼吸がしやすくなり競技のパフォーマンスにも良い影響が出たということをおっしゃってました。
ラグビーなどのコンタクトスポーツをされる方に良いスポーツマウスガードを提供するだけでなく、口の中の環境を整えて、競技に良い影響を与えられるようにすることは大事であることを再認識しました。
精密入れ歯(BPS義歯)のご紹介
2020年11月2日
みやなが歯科医院の宮永です。
精密入れ歯(BPS義歯)のご紹介をさせていただきたいと思います。
今日、歯を残していくための治療や失った歯をインプラントで元の歯と同じように噛めるようにしていく治療が盛んにおこなわれています。
その結果、自分の歯やインプラントでよく噛める方は増えてきているのではないかと考えられます。
しかし、歯をすべて失ってしまい総入れ歯をいれておられる方も一定の割合でおられることから、総入れ歯の治療もしっかりとできる必要があると考えております。
総入れ歯の製作方法は様々なものがありますが、どれも習得が難しく、総入れ歯の治療を得意としている歯科医師は少ないのが現状です。
私も入れ歯の治療の勉強していく中でそれを実感してきました。
その中で出会ったのがBPS(Biofunctional Prosthetic System)というシステムを用いた総入れ歯の製作方法で、少ない来院回数、認定された歯科医師によって、精密な型どり、
精密なかみ合わせを採得することで作製します。
使用する材料は通常の入れ歯では使用しない高品質なものを使用しており、しっかり咬める、痛くなりにくい、外れにくい、美しい精密な入れ歯をつくることができます。
下の写真はBPSのシステムで製作した入れ歯で、歯の形、歯茎の細部まで再現されており、一見入れ歯とはわからないような見た目をしています。
また、製作してくださる歯科技工士の方もBPSのシステムで製作するための認定技工士であり、私自身もこれまで様々な入れ歯作りを依頼してした信頼のおける方です。
このように歯科医師、歯科技工士の特殊な技術、高品質な材料を用いて製作するのがBPSシステムを用いた入れ歯となっております。
私が大阪大学歯学部附属病院で診療をしていた時も、このシステムを使って作製した入れ歯をたくさん見てきましたが、患者さんの満足度は非常に高いものでした。
総入れ歯でお困りの方で、ご興味がおありの方は是非お問い合わせください。
超高齢社会に対応するために
2020年9月2日
みやなが歯科医院の宮永裕彰です。
高齢者の口腔機能低下とオーラルマネージメントについての研修会に参加してきました。
時代とともに高齢化が進み、高齢社会という言葉の定義がかわってきており、
75歳までの方々も勤労者として扱うようになってきているようです。
いくら元気な高齢者でも、年齢とともに病気にかかりやすくなってきたり、
環境の変化に適応しにくくなってきたり様々な身体的な変化がでてくるので、
歯科領域でも適切な対応をとる必要があります。
口の中の衛生状態、口腔乾燥の管理、咬む力、飲み込み、舌の機能の低下への対応など口の中の機能を
なるべく維持していくにはどうすればよいか、というのは日々の診療でも重要な課題となっています。
また、認知症患者への歯科治療について、特に症状の特徴、進行度に応じた
口腔機能の変化と必要となる対応も個人個人で違ってきます。
何が正解かというのは試行錯誤の結果みつかることもあるので、
ご家族を含めた情報収集をしっかりとしていきたいと考えております。
研修会の最後で登場した言葉に「フレイル」という言葉があります。
フレイルというのは、筋力や心身の活力が低下した状態のことを言います。
フレイルになると身体や精神に様々な問題を引き起こし、自立した生活が困難になります。
特に強調されていたのが、社会とのつながりを失うことが、フレイルの最初の入り口であるということでした。
当院も、通院していただくことで社会とのつながりの一部になればと思います。
お子様のかみ合わせ・歯並びを育てるために
2020年7月13日
みやなが歯科医院の宮永裕彰です。
お子さまのかみ合わせや歯並びのことを気にされている保護者の方が多いことを日々診療している中で感じます。
一方、歯並びが悪くなる習慣や原因、治療を始める最適な時期をご存じない方も少なくないと感じております。
最近では、歯並びが悪くなる原因は、遺伝ではなく、口呼吸や飲み込み方の癖等、日々のお口の機能が十分発達していないことにあると言われています。
これらのお口の機能を十分に発達させるために、授乳期からできることがたくさんあります。
お子様の歯並びの要になる上の顎の成長のピークは6歳ごろに過ぎてしまい、10歳ごろにはほぼ成長が止まってしまいます。実は、乳歯で歯並びが良いお子さんでも、永久歯になると歯並びが悪くなる可能性が高いお子様は多いのです。
また、お子様の将来の歯並びは、下の前歯が生え変わる頃、だいたい6歳前後にはある程度予測ができます。
そして、そのタイミングで矯正治療を開始すると治療がスムーズに進む可能性が上がります。
当院では授乳期、離乳食期から、むし歯のお話だけでなく、お子様のいい歯並びを育てるためのお話もさせていただいております。上の顎の成長のピークを過ぎるまでに、口腔機能をしっかり育てましょう。
スポーツ歯科とは?
2020年6月26日
みやなが歯科医院の宮永裕彰です。
今回も前回に引き続き、当院の特徴でもある「スポーツ歯科」について紹介させていただきます。
スポーツ歯科とは、年齢、プロアマ問わず、スポーツをする全ての人のお口を守るための専門的な歯科分野です。
主な役割に以下のようなものがあります。
①健康づくりを支援
②顔面や口の中のスポーツによる怪我の予防
③スポーツパフォーマンス力の維持・向上を支援
当院ではむし歯や歯周病の管理はもちろんのこと、必要に応じてスポーツマウスガードの作製や
アスリートフードマイスターによる栄養指導等を行っております。
マウスガードを着用することで、
- 歯の外傷を防ぐ
- 口唇、頬粘膜、顎関節を保護する
- 脳震盪を予防する可能性がある
- パフォーマンスに影響を及ぼすことがある
などのメリットがあります。
マウスガードの着用が義務化、もしくは着用可能な競技はさまざまあり、着用する機会が増えているのですが、
適切なマウスガードを使用してないために、気持ち悪い、しゃべりにくい、はずれる、いたいなど、マイナスイメージ
を持っている方はたくさんおられるのではないかと思います。
私自身も大学生の時に男子ラクロス部で競技をしており、マウスガードを使用しておりました。
そのマウスガードは、スポーツ歯科を専門にしている先輩に歯型をとってもらい、作ってもらったのですが、
違和感はほとんどありませんでした。
歯科医師となり、できるだけ違和感の少ないマウスガードをスポーツをするみなさんに提供できるようにするために、
日本スポーツ歯科医学会への学会、研修会の参加、認定医の取得、医院でのマウスガードの製作を可能にする環境作り、
などを行ってまいりました。
マウスガードのこと、スポーツをしていく上での栄養管理等、お困りの方、ご興味のおありの方はぜひ相談いただければと思います。
スポーツをする方はむし歯になりやすい⁉
2020年5月7日
みやなが歯科医院の宮永裕彰です。
緊急事態宣言が発令されて1か月ほどが経ち、外出もなかなかできず我慢の日々ですが、みなさんのお役に立てる情報をお伝えできればと思います。
当院の特徴でもある「スポーツ歯科」の話題をお話ししたいと思います。
「スポーツをする方はむし歯になりやすい」ということをご存知でしょうか?
理由には、口呼吸になりやすく口が渇きやすい、砂糖が入っているスポーツドリンクを飲む、お腹が空くので間食が多くなりがち、スポーツをすると疲れて歯の手入れがおろそかになるということなどが挙げられます。
むし歯になると、痛みで練習、試合に集中できない、歯が欠けて咬み合わせが悪いことで、本来の力を十分に発揮できないこともあります。
つまり口の中の健康は、スポーツのパフォーマンスに影響するということが言えます。
当院では単にむし歯を治すだけでなく、スポーツマウスガードの提供や栄養指導などスポーツをする方々に歯科の観点から正しい知識を提供し、よりスポーツを楽しめるようにサポートさせていただきたいと考えております。
当院の感染予防対策について
2020年4月3日
みやなが歯科医院の宮永裕彰です。
今、世界的に新型コロナウィルスの感染が広まっており、非常に不安な日々を過ごされている方も多いのではないでしょうか。歯医者に行きたくても、外に出たくない、歯医者での感染が怖いなど気になることがあるかもしれません。
当院では、通常歯科医院に設置されている高圧蒸気滅菌器やハンドピース(歯を削る機械)の自動洗浄・注油システム、口腔外バキュームなどの設置はもちろんのこと、みなさんに安心して来院していただけるように、開院当初から、感染予防対策に力を入れておりますのでいくつかご紹介いたします。
① ウェルパス(手指消毒液)
院内に入ってすぐのところに手指のアルコール消毒を設置しております。ご来院の際はご使用下さい。
② エアロシステム35M(医療施設用空気清浄装置)
コロナウィルスやインフルエンザウィルスを含む空気中のウィルス、細菌、PM2.5、花粉を除去できる医療施設用空気清浄装置を設置しております。外にいるよりもきれいな環境で診療ができるようにしております。
③ ピュアトロンO3(オゾン水生成器)
より確実な感染予防対策にオゾン水を用いています。オゾン水はウィルスや細菌への殺菌効果も優れており、診療で使用することが多いのですが、使用後は分解して元の水と酸素に戻るため残留性もなく、人体への心配もありません。また、診療で使用した器具を殺菌することにも用いていますので、安心して診療を受けていただけます。
感染症にかからないようにするには、免疫機能を下がらないように維持することが重要であることは、みなさんご存じのことかと思います。
歯科に関係するところでは、特に歯周病が厄介な存在になります。歯周病は細菌の感染により引き起こされます。歯周病の進行し、口の中の状態が悪いと免疫機能にも悪影響を及ぼし、それが全身の色々な病気を引き起こすことに関連していると、さまざまな方面で報告されています。
身体の調子を落とさないためにも、まずは身近にできる口のケアをできる方はしっかりしていただき、ウィルスに抵抗できる身体を作っていただきたいと思います。
今のところ、外出自粛時においても病院への通院は対象外となっております。私を含め、スタッフ、患者さんに院内でのウィルス感染が起きないように配慮しておりますので、お困りの際は安心して受診してください。
ホームページを公開しました
2020年3月13日
ご覧いただきましてありがとうございます。
本日、ホームページを公開しました。
医院からのお知らせやお口の健康に役立つ情報などを発信してまいります。
皆さんどうぞよろしくお願いいたします。